独身者と既婚者で変わる働き方の意識

人によって、働く理由はそれぞれ違います。独身時代は、生活のため娯楽のためとそれぞれ背景が異なりますが、結婚後には男女共に「家庭のために働く」というのがメインになってくるものです。

独身の方の多くは、自分の将来や老後のために貯金をしようと頑張っている人が多いものですが、パートナーがいて子どもができたら、次は自分のことだけではなく子どものことを優先的に考えなければならなくなってきます。

子どもを養うことはかなり大変なことであり、単に仕事をしているからといって養えるわけではありません。
実際に働いてみるとわかってくることですが、給料的な問題もそうですし、子どもが成長していくに連れて養育費などもかかってきます。大学に行きたい、留学したい、など子どもの要望を聞く場合は、より頑張らなければならなくなります。

もちろん、自分に使えるお金はほとんどなくなってしまいますから、独身の時よりも我慢しなければならないことが増えてくるものです。ただ、だからといって自分を疎かにするのはよくありません。

健康な心身があってこその人生です。自分が健康であり心が満たされていなければ、周囲の家族を幸せにすることは不可能なのです。贅沢はできないかもしれませんが、たまに自分にご褒美をあげたり、体を労ったりして、きちんとセルフケアをするようにしましょう。あまり子どもの将来や老後の不安について考えすぎてしまうと、自分を見失ってしまいます。

お金の心配ばかりして、仕事詰めの人生を送ってしまえば、いざ自分が年をとって体が動かなくなった時に後悔してしまいます。家族を懸命に養いながらも、自分のこともきちんと大切にしようとするバランスを持つことが大切です。